理事長ブログ
-
通信制過程 東林館高等学校 TOP>理事長ブログ>最後の砦としての責任と誇りを胸に
2026年04月24日
最後の砦としての責任と誇りを胸に
今年度、この正職員たち27名と共に、子どもたちをしっかりとサポートしてまいります!
教育を、文化へ。想いを、伝承へ。
教職員の情熱が、生徒の未来を照らし、育った生徒が、また誰かの光になる。
私は、教育という仕事は、『人の人生に触れる仕事』だと思っています。
私たちの関わり方ひとつで、子どもたちのこれからの人生は大きく変わります。
もし、私たちと出会っていなければ、
社会との繋がりを失っていたかもしれない。
もしかしたら、生きることすら諦めていたかもしれない。
そしてそれは、その子一人の話では終わりません。
家族の人生にも、深く影響を与えます。
だからこそ私たちは、
誰かの人生を支えている責任と、
同時に救っているかもしれないという自覚と誇りを持っています。
社会との繋がりを失いかけた子どもたちが、私たちと出会うことで、
「もう一度、社会と繋がってもいいかもしれない」
そう思えるようにしていきたい。
その小さな変化が、やがてその子の人生を動かし、
社会へと送り出し、地域の未来をつくっていく。
私たちは、
『社会への再接続の最後の砦』です。
ここを逃せば、もう繋がれないかもしれない。
そんな瀬戸際にいる子どもたちと、私たちは日々向き合っています。
今、時代は変わり、
オンラインで完結する学びも急速に沢山増えています。
でも私は、信じています。
人は、人によって、最大限に救われる、と。
自分のペースの中で、
同じ空間で、同じ時間を過ごし、
目を見て、言葉を交わし、
そのぬくもりの中でしか生まれないものがきっとそこにある。
安心も、癒しも、前に進む力も、
多くは「人と人」の間にある。
だからこそ、私たちは、
通信制高校でありながら、
教職員数を文科省規定数の4倍以上という圧倒的に手厚い人員配置を行い、
徹底して『社会への再接続の最後の砦』としての役割と機能を果たすべく日々取り組んでいます。
そして今年度、これまで追いつかなかった助けを求める声に、
ようやく応えられる体制が整いました。
多くの転校希望をいただきながら、
受け入れきれなかった悔しさや歯痒さ、、、
泣く泣く他の通信制高校をお子さんの進学先に選んだけれども、
馴染めず、上手く行かず、家から出れなくなってしまったお子さん方の話を
幾度となく保護者の方や中学校の先生方から聞く度に、
無力感やいたたまれなさを、何度も何度も感じてきました。
でも今年は違います!
強力な即戦力となる4人の新たな仲間が加わり、
万全の体制で子どもたちを迎え入れることができます!
年度途中であってもいい。
どんなタイミングでもいい。
「助けてほしい」
その声に、ちゃんと応えられる学校へ。
地域に根差し、
いつか「ここが母校です」と言ってもらえる場所を、
これからも創ってまいります。
最後に、私の原点を少しだけ。
私の父は、
34歳で公立学校の教師という安定した公務員の道を手放し、
何もないところから教育の道を切り拓きました。
不安の中でも挑戦をやめず、
子どもたちと、そのご家族と、
向き合い続けた人でした。
亡くなる直前、父に聞きました。
「安定した道を手放して怖くなかったのか?」と。
父は笑ってこう言いました。
「怖かった、、、。
でも自分で決めた道じゃけぇなぁ。
ダメだったらマグロ漁船に乗るか、
ベーリング海のカニ漁にでも行こうと思っとった。」
その言葉が今もずっと心に残っています。
うまくいく保証なんてない。
それでも、自分で決めた道を進む。
そして、そのすべてを引き受ける。
それが覚悟なんだと、
父から教えてもらいました。
そして、怖さのない、痛みを伴わない挑戦は、
本当の挑戦ではないとも、父から教わりました。
挑戦するということだけは、
父に負けないよう、いま人生を歩んでいます。
あと10年で、父が亡くなった年齢に追いつきます。
そして今、
広島校舎の建設・開校という、
新たな挑戦が始まります。
さあ、ここから!
もう一段、ギアを上げていきます!
子どもたちの未来のために。
社会の未来のために。
そして、目の前の一人一人の人生のために。
今年度も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。




