卒業後の進路

保護者の声

東林館高等学校では学校・生徒・保護者の連携を大切に、
安心して高校生活を送ることができる環境づくりに
力を入れています。

東林館高等学校を卒業した生徒さんの保護者様からいただいたメッセージをご紹介します。

卒業生 保護者

髙橋小百合さん

娘が中学二年生の冬休みに突然朝起き上がれなくなってから、すべてが絶望となって娘と私にのしかかってきました。


思春期特有の「起立性調節障害」という病気でした。


普通の生活がままならず学校には遅刻、欠席「サボるな、そんな事ではダメだ」など言われ辛い中学生活でした。そのため、学校の先生に対して不信感を持っていて東林館入学後も先生に心を開くことができず、ご迷惑をかけたと思います。そんな時も先生にこんな状態ですとお話しすると、今はそこで大丈夫ですよって伝えて下さって、否定することはなく全てを承認して伝えて下さって安心感を覚えました。


親としてやっと私たちのことをわかってもらえる居場所ができたことが本当に嬉しくてどんなことも先生に話して必ずこの子を楽にするんだという強い気持ちで頑張れました。
子どものことだけではなく親の辛い気持ちも吐き出させてもらえて、もう一人で頑張らなくていいんだってやっと、ほっとできました。親の心の安定が何より大切で子どもの心を柔らかくできる。先生に心を開いて話すことができるまで本当に時間がかかりましたが先生方は根気よく接していただいて三年生ごろにやっと心を開き始めました。


東林館では自分で考えて決めて行動する事を大切にされています、この考え方のベースは今でも娘が大事にしていて、だから次々やりたいことができているように思います。そしてたくさんの成功体験をすることを日々の中で意識して過ごしていました。


少しずつ出来ない事より出来る事を見られるようになってきました。


自己肯定感が増えて行くことによってエネルギーが溜まって元気になる、元気になればまた、動けるようになりますよと教えていただいていた通り、娘は動けるようになっていきました。失敗してもいいからダメだったら今度はどうすればいいのか自分で考えてやめたり始めたり少しずつ前に進んでいきました。
そして私もこの学校に入って心理学やメンタルトレーニングなどを学び子どもとともに自分と向き合って生き方が180度変わりました。起こったことには意味はついていなくて全ては自分のモノの見方・捉え方でした。あの日絶望という方からみていたのは私たちで今違う角度から見たら、子どもとたくさんの時間を過ごせてたくさん話ができてもう一度子育てをやり直しができた貴重な時間だったといえます。
本気で向き合った時間で、私も娘も考え方が大きく変わり二人とも生きやすくなりました。


そして、卒業生保護者代表謝辞を読ませていただくことになり、卒業式に向けて私たちはどうその日を迎えるのかを娘と話合いました。そして私たちは、病気の人、学校に行けなかった人として生きるのではなく過去は過去として終わりにしようと決めました。


自立して前に向かって笑っていようと約束をしました。


娘は今、東京で一人暮らしをしてカフェで働いています。この間は働いているスタッフさんたちから一番輝いている人として会社のMVPに選んでいただきました。誰よりもお客様に笑顔で接客していて楽しそうに仕事をする姿にみんな心動かされるそうです。
笑えなかった、動けなかった経験が今すべての喜びとなっています。あの経験がなかったら、乗り越えずあきらめていたら今の私たちには、なれなかったと思います。今の姿は、私たちだけではできなかったと思います。東林館でサポートをしていただいて、一つずつ階段を上がったからだと思います。一人で頑張るんじゃなくて助けてもらえばいいと思いますよ。


そして共に成長を喜び手を取り合って子どものために勇気を出しませんか?


子どもたちの可能性は無限大です。まだまだ人生これからです。私も娘もこれからたくさんの人に笑顔を届けられる人でいると決めています。この経験は私たちに本当に喜びと素敵なギフトをたくさん届けてくれました。私たちを支えて下さった皆様に心から感謝し今ここを幸せに過ごし、乗り越えた娘を誇りに思いながら前を向いていきます。


先生方、本当にありがとうございました。

卒業生 保護者

恵谷 真理子さん

東林館での高校生活による子どもの自立・成長を感じます。
明るく控えめに、辛抱強く愛情を持って接することは今でも私の中で一人の親としての大切なテーマとして残っています。

東林館では自由に使える時間が多いので何をするか迷ってしまいがちですが、逆に言えば自発性を身につけるチャンスでもあります。
東林館で身につけた自発性は自身の大学生活でも大いに役立っていると感じています。「今度は私が困っている人を助ける番だ」と自分自身で考え、大学入学直後から東日本大震災でのボランティア活動に積極的に参加し、活動を続けています。

卒業生 保護者

福岡 諭さん

いろいろな辛い日々の出来事も、今となっては幸せになるためのものだったと思えます。
うまくいかなかった時間も無駄な時間ではなかったことが分かります。

本当の理由は今でも分かりません。ある高校に合格して入学。まもなく学校に行かなくなりました。記憶しているのは、親として子の将来を思うもののどうすることもできず辛かったことです。体調を崩したり、精神的にも辛い日々でした。なんとか一日一日を夫婦ふたりでやり過ごしていた気がします。人生の中で大人になるまでの20年はとても長い20年です。大人達の時間とは比べ物にならないくらいゆっくりです。その時間の中で、一度立ち止まると、また歩き出すには想像以上のエネルギーが必要だったのではないかと今は思います。私の子どもの場合は、約一年間の時間をかけて学校を変えてみることを、親子で相談して決めました。東林館高校での3年間は、その前の1年間をも取り戻した貴重な3年間だったと思います。

卒業生 保護者

阿部 順子さん

ちょっと遠回りしたけれど、焦ることはありません。
不登校になったからこそ今の息子があるのだと思います。
卒業後も色々と相談に乗っていただき本当に感謝しています。

学校で起きた出来事がきっかけで私の息子は不登校になりました。私たち夫婦はどうして良いか分からず、色々な方に相談したり話を聞いてもらったり、2人で息子のことを何度も話し合いました。しんどい思いをしているのは息子であり無理に「学校へ行きなさい」とは言えません。家が安心できる場所なら「大丈夫」と言うまで寄り添い共感し、何があっても受けとめていこうと決めました。東林館高校では、先生方が本当に温かく接してくださり、自分の居場所を見つけたようです。ある時、息子が友達に悩みを相談され自分の事の様に悩んでいました。心配になった私は、担任の先生にご相談すると「すぐ答えが出ない事にも耐えていく力を養っている時なんですね」と仰ってくださり、安心した事を覚えています。

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