2022.05.30 理事長(きだこうへい)の部屋 学校行事

今だから言えること

昨日は本校の学校説明会を開催しました。
5月の開催は開校以来初めてのこと。
これまでは毎年、夏以降に来年度の生徒募集のための説明会を開催していましたが、ここ数年、本校への保護者の方々からの問い合わせ時期がどんどん早くなってきまして、早い時期からのご相談が増えてまいりました。
それを受けこの度、5月の開催をさせていただきました。

初めての試みでしたので、数組程度のご参加かなと教職員一同想定していましたが、想定を遥かに上回り、コロナ禍のため座席数の制限をしていたこともあり満席となりまして、大変申し訳ないことに、数組の方々は次回以降の説明会へのご案内とさせていただきました。

今だから言えますが、思い返せば12年前、理事長に就任し初めて行った学校説明会は、参加者わずか2名という、非常に厳しい状況でした…。
当時の本校の置かれた厳しい現実を目の当たりにし、愕然としながらもそれでも現実を受け止め、あれから教職員たちと共に、本当に沢山の改革を行ってきました。改革を行いながら、少しずつ少しずつ学校体制が変わりました。
これまで苦しく、時に痛みも伴った沢山の改革を、共に乗り越え付いてきてくれた教職員たちに心から感謝しています。

この時期にこれだけ沢山の方々に学校説明会へご参加いただけたのも、教職員たちと共に学校改革を行ってこれたことと、今の社会構造の中における本校の存在意義に対する期待の大きさだと感じています。
期待の大きさに比例して、当然その果たすべき責任も大きくなると思っています。
子どもたち、保護者の方々のご期待にしっかりとお応えできるよう、引き続き教職員一同、教育活動に奔走してまいります。

次の学校説明会は、7月24日(日)です。
今悩み苦しんでいる子どもたちを一人でも多く本校で救えるよう引き続き取り組んでまいります。

そのあとは、「一般社団法人 福山子ども育成推進協会」の法人設立記念講演会の来賓にお招きをいただきました。
この団体は、福山市内のあらゆる民間教育事業者が共に手を取り合い、福山の子どもたちの未来を共に創り上げていこうという主旨で立ち上げられた団体です。

今まさに社会は大きな転換期・変革期。
子どもたちを取り巻く社会は大きく変わりました。
私たちが子どもの頃にあった「みんな一緒」という価値観は失われつつあり、「それぞれ一人ひとり」という新たな価値基準が生まれました。
その価値観のもと「多様化」が進み、その結果、今の教育が突き付けられている大きなテーマは2つ。
多様な価値観・ニーズを元にした、「個別最適化された学習をどう提供するのか?」と「マイノリティ(不登校、発達障害、LGBT、外国籍の子どもたち等)と呼ばれている子どもたちにどう向き合い、どう支援し、どう教育を行うのか?」です。

私も政治家をさせていただいていますが、その立場から見ても、実際問題この2つの課題に、各自治体単独の公教育だけで対応可能かというと、どうしても限界があります。
このテーマの抜本的解決策は2つ。
1つは、国がもっと国家の課題としてこの課題を捉え、自治体間格差が生じないよう、本腰を入れて教育改革を行うことと、国も各自治体も、地域資源である民間教育事業者ともっともっと手を取り合い、お互い腹を割って話をしながら、公教育が役割を担っていても今現在上手くいっていない分野の中で、民間へアウトソーシングできるところや民間からアドバイスを受けられるところは、もっともっと積極的に公教育が民間教育事業者を活用するようにすること、この2つだと考えています。

この度、福山に民間教育事業者が共に手を取り合える素晴らしい団体が立ち上がりましたので、これからしっかり福山市との橋渡しができるように、また国への働きかけの橋渡しもできるように、共に取り組みを進めてまいります。
恐らくこの取り組みは全国初の取り組み。
今からとてもワクワクしています。
引き続きしっかりと教育改革を行ってまいります!

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通信制高校 学校法人喜田学園 東林館高等学校
理事長 喜田紘平(きだこうへい)

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