大好きだったばあちゃんが他界しました。
93年という長い人生に幕を閉じました。

激動の人生で、太平洋戦争も経験し、広島で入市被爆も体験しました。
戦争の悲惨さや残酷さを小さな頃から教えられて育ちました。

そんな壮絶な体験を乗り越えたばあちゃんは、本当に強くたくましく、そして優しい人でした。

看護師、そしてのちに公立小中学校の養護教諭として働きながら、同じく公立学校の教諭をしていた私の父と母に成り代わって、孫育てを懸命にしてくれました。

仕事柄いつも忙しく帰りが遅かった父と母。
でも、私が小学校から帰ると、毎日笑顔一杯でばあちゃんが出迎えてくれ、父と母の帰りが遅く家に不在の中にあっても、学童期、寂しい気持ちを抱くことは全くなく、ばあちゃんのお陰で幸せな日々を過ごさせてもらえました。

昨夜の通夜と、今日の葬儀は、20年前、ばあちゃんに買ってもらった礼服でお見送りを。
20年前、当時大学1年生の時とは全く体型が変わってしまって、今ではブカブカに大きな礼服。
違う礼服にしようかと思いましたが、最後のお見送りは、ばあちゃんの買ってくれた礼服にしました。
本当に物心ともに、ばあちゃんは多くの愛情を注いでくれました。
心から感謝しています。

出棺のとき、天国からじいちゃんと父さんと一緒に見守ってねとお願いしました。

ばあちゃんが誇りに思ってもらえるような孫になれるよう、これからももっと頑張ります！！