2018.08.28

『卒業生の保護者の方からメッセージをいただきました』

高橋さん写真データ

卒業生保護者
高橋 小百合 さん

娘が中学二年生の冬休みに突然朝起き上がれなくなってから、すべてが絶望となって娘と私にのしかかってきました。

思春期特有の「起立性調節障害」という病気でした。

普通の生活がままならず学校には遅刻、欠席「サボるな、そんな事ではダメだ」など言われ辛い中学生活でした。そのため、学校の先生に対して不信感を持っていて東林館入学後も先生に心を開くことができず、ご迷惑をかけたと思います。そんな時も先生にこんな状態ですとお話しすると、今はそこで大丈夫ですよって伝えて下さって、否定することはなく全てを承認して伝えて下さって安心感を覚えました。

親としてやっと私たちのことをわかってもらえる居場所ができたことが本当に嬉しくてどんなことも先生に話して必ずこの子を楽にするんだという強い気持ちで頑張れました。子どものことだけではなく親の辛い気持ちも吐き出させてもらえて、もう一人で頑張らなくていいんだってやっと、ほっとできました。親の心の安定が何より大切で子どもの心を柔らかくできる。先生に心を開いて話すことができるまで本当に時間がかかりましたが先生方は根気よく接していただいて三年生ごろにやっと心を開き始めました。

東林館では自分で考えて決めて行動する事を大切にされています、この考え方のベースは今でも娘が大事にしていて、だから次々やりたいことができているように思います。そしてたくさんの成功体験をすることを日々の中で意識して過ごしていました。

少しずつ出来ない事より出来る事を見られるようになってきました。

自己肯定感が増えて行くことによってエネルギーが溜まって元気になる、元気になれば、また、動けるようになりますよと教えていただいていた通り、娘は動けるようになっていきました。失敗してもいいからダメだったら今度はどうすればいいのか自分で考えてやめたり始めたり少しずつ前に進んでいきました。

そして私もこの学校に入って心理学やメンタルトレーニングなどを学び子どもとともに自分と向き合って生き方が180度変わりました。起こったことには意味はついていなくて全ては自分のモノの見方・捉え方でした。あの日絶望という方からみていたのは私たちで今違う角度から見たら、子どもとたくさんの時間を過ごせてたくさん話ができてもう一度子育てをやり直しができた貴重な時間だったといえます。

本気で向き合った時間で、私も娘も考え方が大きく変わり二人とも生きやすくなりました。

そして、卒業生保護者代表謝辞を読ませていただくことになり、卒業式に向けて私たちはどうその日を迎えるのかを娘と話合いました。そして私たちは、病気の人、学校に行けなかった人として生きるのではなく過去は過去として終わりにしようと決めました。

自立して前に向かって笑っていようと約束をしました。

娘は今、東京で一人暮らしをしてカフェで働いています。この間は働いているスタッフさんたちから一番輝いている人として会社のMVPに選んでいただきました。誰よりもお客様に笑顔で接客していて楽しそうに仕事をする姿にみんな心動かされるそうです。

笑えなかった、動けなかった経験が今すべての喜びとなっています。あの経験がなかったら、乗り越えずあきらめていたら今の私たちには、なれなかったと思います。今の姿は、私たちだけではできなかったと思います。東林館でサポートをしていただいて、一つずつ階段を上がったからだと思います。一人で頑張るんじゃなくて助けてもらえばいいと思いますよ。

そして共に成長を喜び手を取り合って子どものために勇気を出しませんか?

子どもたちの可能性は無限大です。まだまだ人生これからです。私も娘もこれからたくさんの人に笑顔を届けられる人でいると決めています。この経験は私たちに本当に喜びと素敵なギフトをたくさん届けてくれました。私たちを支えて下さった皆様に心から感謝し今ここを幸せに過ごし、乗り越えた娘を誇りに思いながら前を向いていきます。

先生方、本当にありがとうございました。

 

 

              

 

 

 

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