高等学校卒業と自立に向けたトータルサポート 通信制課程

活動報告

2018年07月20日

2018年7月20日(金)『呉校キャンパス訪問』

この度の西日本豪雨により亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された方々のご無事とご健康を心よりお祈り申し上げます。

7月20日に池田教頭と二人で東林館高校の呉校キャンパスに訪問しました。ご存知の通り西日本豪雨により呉市も甚大な被害を受けました。呉校キャンパスも地元の方々の避難所として利用して頂きましたが、先日までは断水も続いており連日の猛暑と合わせて避難所生活も過酷を極めたのではないかと感じています。今のところ東林館高校の生徒の自宅には大きな被害は確認されていませんが、身近に起きている水害や土砂災害に恐怖した生徒も実際にいます。そういった心の体験による影響というのは、場合によっては長引いたり、また時間差を持って症状に表れてくることもよくあることです。生徒の心理ケアには最善を尽くしていきたいと思っています。
呉校キャンパスまでの道中、山の一部がそのまま崩れ落ちて地面が露出した個所を数々目にしました。また、高速道路のすぐ横の山の斜面が土砂崩れを起こし、上から下へ急な角度で削り取られて茶色の土があらわになった様子を目の当たりにして思わず息をのみました。各地でこのような被害が出ていることを想像すればするほど、実際に被災された地域や人々とお会いしても、あまりの出来事の大きさに的確な言葉が出てこないような気がしました。

翌7月21日の呉校キャンパスでのスクーリングは中止となりますが、次回のスクーリングから使用できるよう、この日3つの教室の黒板にホワイトボードを貼りました。旧延崎小学校時代から引き続き使用していた歴史ある黒板に感謝しながらマグネット式の新しいボードを貼らせてもらいました。真っ白いボードを見ていると、また新鮮な気持ちで授業に向かっていける気がしましたが、1時間30分ほどの作業中はとめどなく汗が吹き出し、避難所生活を余儀なくされている方々や連日復旧作業を行なっている方々の暑さやご苦労はこんなものではないのだろうと想像しながらの作業でした。
 
東林館高等学校 主幹 田村知史

呉1 (2)

呉2

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